建築CAD演習テキスト
1. CADアプリケーションの概要
本演習では、教材としてMicroGDSを使用します。MicroGDSはInformatix社が開発する多目的のCADです。
図面の作成はもちろん、3次元データを作成し、写真のようなCGを作成することができる高機能のCADです。授業では扱いませんが、プログラムを通して作図機能を利用したり、エクセルと連携して面積や部材数の自動集計をしたりすることもできます。
現在の最新バージョンは10.0になります。演習で利用するのは少し前のバージョンの7.0.1です。
Microsoft WordやExcelと同じようにスタートメニューからプログラムのアイコンを指示します。下記の通りアイコンを選んでください。
| [スタート]→[プログラム]→[MicroGDS Professional V7.0] |
| →[MicroGDS Professional Educational V7.0] |
最初の起動時、ファイルを作成するためのダイアログが表示されます。

起動時に表示されるスタートアップウィザードのダイアログ
本演習ではこのスタートアップウィザードは使用しないので、オフにする設定をします。下記の通りにしてください。
| 「今後スタートアップウィザードを使用しない」にチェックを入れ |
| [キャンセル]を選択する。 |
アプリケーションの終了は、メニューから選択します。下記の通りにしてください。

これで、MicroGDSが終了します。終了時、データ保存や設定の保存の問い合わせのダイアログがある場合があります。

CADの設定の保存の確認
通常は、[はい]を選択してください。
コンピュータの解説書では、文章や図版で如何にコンピュータやアプリケーションを操作するかを伝える必要がありますが、それが、章やページ毎でまちまちでは混乱してしまいます。ここで、キーボードやマウスの操作を、どのように伝えるかをまとめておきます。操作のガイドを読んでいてわからなくなったらば、ここを読み返してください。
メニュー選択の指示
Windowsのアプリケーションでは、ある程度標準的な命令の伝え方があります。アプリケーションの上に横一列に[ファイル]、[編集][表示]などと文字が並んでますが、これが「メニューバー」です。

これが共通の仕組みになっています。メニューバーからメニューを辿ることで全てのコマンド(コンピュータが行うべき動作を指示する命令、GISやCADでは図を描いたり、編集したり、表示したりさせる命令)を選択することができます。アイコンやショートカット(メニューを辿らず少ない手順でコマンドを指定するための操作)も利用できますが、このテキストではメニューを辿る手順で操作を中心に指示します。
[ファイル]のように[ ]で強調した文字の場合、メニューまたはダイアログ、設定項目の辿り方や変更個所を示します。
例:[ファイル]→[新規作成]→[シングルユーザー]
上記のように斜体で書いた場合は、その通り操作して欲しいという場合です。解説ではなく操作の指示ということです。
メニューを辿る時はマウス左ボタンでクリック(一回クリックしていく)でコマンドを選択します。Altキーをキーボードで押し、矢印キーで辿ることも出来ます。これは好みの問題です。
キーボード入力の指示
コマンドの指定の過程でダイアログ(対話画面)が出ることがあります。そこで数値や文字列を入力する場合があります。その場合は入力する数値を「」で囲って示します。指定された文字や数値はキーボードから押していけば良いです。
コマンドを呼び出すためにキーを入力する場合も同じように示します。
| 例: | 意味 |
| 「400」 | 400を指定 |
| 「0/200/300」 | スラッシュ(/)で座標(後述する)(0,200,300)を指定する |
| 「r200/r300」 | rで相対座標(200,300)の位置を指定する |
| 「300 500 200」 | 数字を半角のスペースで分けて指定する |
キーボード右端のテンキーはNumLockが有効になっていないと使えません。Numlockに光が点灯しているか確認してください。
コマンドを呼び出すためにアルファベット、数値以外の特別なキーを押す必要がある場合がある。その場合キーの刻印を<>で囲って示します。
+ があったら同時に二つないし三つのキーを押すという意味です。
| <Enter> | Enterのキーを押す |
| <Alt> + <F> | AltキーとFキーを同時に押す |
マウス操作の指示
マウスのボタンは右、左で表します。ただし、マウスでは、クリック、ダブルクリック、ドラッグとがあるので、
| クリック | は 1 |
| ダブルクリック | は 2 |
| ドラッグ | は Drag |
ということにして
| <Shift> + <左 1> | Shiftキーを押しながらマウスの左ボタンをクリックする |
| 例:<左 Drag> | 左ボタンを押しながらマウスをドラッグする |