10. 3Dデータの編集

10.1 3次元での視点の操作
10.2 レンダリング
10.3 オブジェクト選択
10.4 3次元データで使われるスナップコード
10.5 3Dデータのコピー
10.6 透視図の画像のワード文書への挿入

新しく3Dデータの演習に入ります。3Dは"three dimensional"の略で、「3次元の」を意味します。3次元データと書いても同じことです。
サンプルデータを用いて、 を学びます。また、早速、課題2に取り組み、 を学びます。 3Dデータの演習は、課題2を進めながら演習を行います。

10.1 3次元での視点の操作

サンプルデータを各自のフォルダにダウンロードします。
X:\realestate\建築CAD\Text\arcad10\MGDS.man
データを開いたら、以下の操作法を学びます。
  1. 二次元と三次元の表示の切り替え
  2. 三次元表示での、表示のコントロール
    • 見る方向を変える
    • 自分の位置を変える
    • ズーム、パン

10.2 レンダリング

CADデータから、写真のような画像をつくることができます。これをレンダリングといいます。元々は、彩色や陰影を施した透視図やそれを作成することをレンダリングといいます。まずは試してみましょう。

  1. [レンダリング]→[表現]→[プレビュー]
  2. [レンダリング]→[デフォルトの光源]にチェックがあるか確認
  3. [レンダリング]→[更新]→[全て]
  4. [レンダリング]→[リフレッシュ]


これで画像が表示されます。レンダリングは独自のウィンドウを持っています。CADデータの編集画面に戻るときは、
[ウィンドウ]→ 表示したいウィンドウをリストから選択
のようにします。
ここで、サンプルデータは閉じます。

10.3 オブジェクト選択

ここから、課題2の作業に入ります。
課題2

に一通り目を通してください。その上で、CADデータと、印刷用MS-Word文書ファイルをダウンロードしてください。 ダウンロードしたCADデータをMicroGDSで開きます。
MicroGDSが表現できるデータは多角形、多面体までです。これ以上複雑な図形は、複数の多角形の組み合わせで作成します。このとき、複数の多角形をひとまとまりのデータとして選択したり移動できたりするようにしたくなります。この機能がオブジェクトです。
これまで図形を選択するときに使っていたのは、「プリミティブ選択」という機能でした。これは線や面、直方体などを一つ選択することができるコマンドでした。
ひとまとまりで図形を選択する際には、

  1. [編集]→[オブジェクト選択]
  2. 選択したい図形にマウスポインタを合わせ、<左 1>


とします。適切なまとまりを作らなければ、オブジェクト選択でも思い通り図形を選択することはできません。ダウンロードしたCADデータでは、樹木や人がひとまとまりのオブジェクトになっています。

10.4 3次元データで使われるスナップコード

図形が3Dデータの場合、「face」というスナップコードが使われます。これは立体が多角形の集まりで表されている中で、面の表面をマウスのポインタが認識していることを表します。
木や、人を配置するとき、モデルの最下部を図形コピーの起点とし、コピー先をfaceで指定するようにしましょう。さもないと、地面に埋まった人や樹木になってしまいます。
point、lineは2次元データと同じように使われます。

10.5 3Dデータのコピー

オブジェクト選択、スナップポイントに注意して、図形コピーのコマンドで人、樹木を増やします。配置をデザインして、公園らしい雰囲気にします。

作業
1. 3次元表示にして、非表示レイヤにある、樹木を表示する。
→ ムービー1[演習室内のみ]
2.作業用レイヤを追加し、樹木のデータを作業用レイヤにコピーする。
→ ムービー2[演習室内のみ]
3. 樹木のレイヤを非表示にし、作業用レイヤ上で、樹木を図形コピーで増やす。
→ ムービー3[演習室内のみ]
4. 同じことを、人で行う。

10.6 透視図の画像のワード文書への挿入

レンダリングのコマンドで透視図の画像データを作成することができます。 レンダリングで作成された画像は画像ファイルとしてワープロやDTP、ホームページなどで利用可能です。もちろん、CADデータの中でも画像を利用することが出来ます。
画像ファイルとしてレンダリング結果を保存する方法は以下の通りです。

予め、画像のサイズを指定します。
  1. [ファイル]→[基本設定]

    最初に画像サイズを指定する

  2. [レンダリング]のシートを選択する


    レンダリングの基本設定
  3. [サイズ]のドロップダウンリストから作成したい画像データの大きさ(ピクセル数による)を選択する。640×480ぐらいにしておこう。

    自由な大きさの指定も可能だが、標準的な大きさ(モニタの画像の解像度)がよい。大きいとレンダリングの時間もかかる。

  4. [レンダリング]→[更新]→[すべて]
  5. [レンダリング]→[リフレッシュ]
  6. [レンダリング]→[名前を付けて保存]
  7. 保存先のファイル名を指定する

    目的によってファイルの種類を変えます。BMPはWindows標準の画像データ形式です。これはWeb上ではあまり使われません。jpgは多くの場面で使えます。その代りデータが圧縮されるので画像が劣化する場合があります(色のグラデーションが荒くなったりする)。

    画面に表示せず、直接ファイルに書き出す場合は[レンダリング]→[ファイルへ]とします。

冒頭にダウンロードしたワード文書ファイルに画像を貼り付けます。 ワード文書への画像の取り込みは以下のようにします。

  1. MS-Wordを起動する
  2. [挿入]→[図]→[ファイルから]
  3. レンダリングで作成したファイル名を指定
  4. レイアウトを調整しタイトルやキャプションを書きこむ

    ワードで画像の大きさを変更するときは、画像の四隅をドラッグします。ただ、不用意にドラッグすると画像の縦横の比率が狂ってしまいます。<Shift>キーを押しながらドラッグすると、比率が維持されます。




学籍番号、名前を変更します。グレーの文字をダブルクリックすると編集できるようになります。
またファイル名を学籍番号に変え保存します。