2. 図を「とりあえず」描く
MicroGDSの起動・終了の仕方が分かったら、次は、簡単な図形で落書きをしています。
WordやExcelと違って、起動時にすぐ図面をかける状態になっていません。以下のコマンドを選択して新規図面を作成します。
- [ファイル]→[新規作成]
新しい図面を作成するためのダイアログが表示される。
- [シングルユーザーファイル]を選び[OK]を<左 1>

作成する図面のデータの形式の選択ダイアログ
[マルチユーザーファイル]と[シングルユーザーファイル]は、CADデータの仕組みの違いです。この授業では一貫して[シングルユーザーファイル]を使います。CADデータの新規作成に際しては、いつも[シングルユーザーファイル]を選ぶようにしてください。
画面は次のようになります。

図面作成直後の状態
注意:ウィンドウにステータスバーが出ていない場合は以下のコマンドを選択してください。
- [ウィンドウ]→[ツールバー]→
[ツールバー]の設定のダイアログが表示される
- [ステータスバー1]と[ステータスバー2]のチェックをオンにする
- [OK]を押す
図面の縮尺を設定します。最初は、縮尺のない原寸の図で練習していくので、1/1に設定します。
- ステータスバーの中に[縮尺]という欄がある
- キーボードで数字を指定する場合はマウスのポインタを欄に合わせ<左 1>して
- 「1」とキーボードから数字を打つ

縮尺指定のドロップダウンリスト
別法:[縮尺]欄の右の下向きの黒三角形にポインタを合わせ<左 1>とすると、[縮尺]で選択可能な値が表示されます。その中から 「1」を指定します。縮尺の意味については後述します。
これでとりあえず、図を描く準備ができました。
とにかく、何か図形を描いてみよう。
線や円を描くコマンドは[作図]メニューにまとめられています。
以下、指示にしたがって、実際に操作して適当に図形を描いてください。一つと限らず色々描いてみて下さい。
線コマンドの使い方
線分を描く
- [作図]→[線]
コマンド選択
- マウスポインタを始点にしたい位置に移動し <左 1>
線分の始点を指示
- マウスポインタを終点にしたい位置に移動し <左 1> <Enter>
線分の終点を指示

線分を描く
折れ線を描く
- [作図]→[線]
- マウスポインタを始点にしたい位置に移動し <左 1>
- マウスポインタを頂点にしたい位置に移動し <左 1>
途中の頂点
:
繰り返す
:
- マウスポインタを終点にしたい位置に移動し <左 1> <Enter>
描き終わり

折れ線を描く
別法:線コマンドで図形を描画した後、 <Enter> ではなく <Esc> とすると図形の作図と同時にコマンドの選択も終了します。
円コマンドの使い方
円の描き方は複数あります。ここでは、外周上の一点と中心を指示する方法と、直径を指示する方法で円を描いてみます。
円コマンドの使い方1
- [作図]→[円]→[点・中心]
- マウスポインタを円周が通る位置に移動し <左 1>
- マウスポインタを円の中心にしたい位置に移動し <左 1>
円の確定

マウスで半径を指定して円を描く
円コマンドの使い方2
- [作図]→[円]→[2点]
- マウスポインタを直径の一端にしたい位置に移動し <左 1>
- マウスポインタを直径のもう一端にしたい位置に移動し <左 1>
円の確定

マウスで直径を指定し円を描く
円の作図のコマンドは<Esc>で終了します。
長方形コマンドの使い方
長方形は対角の2点を指示することで長方形を描くのに最小限必要な情報をコンピュータに伝えることが出来ます。
- [作図]→[長方形]
- 長方形の角にしたい位置にポインタを移動し <左 1>
- その角の対角点にしたい位置にポインタを移動し <左 1>

長方形の描画
<Esc>で長方形コマンドが終了します。
画面への図の表示の大きさや中心位置などを変化させることが出来ます。
CADのウィンドウの左下に表示ボタンと呼ばれる次のようなアイコンがあります。
それぞれの機能は次の通りです。
 | 拡大する。拡大したい範囲を囲む長方形の対角2点を指示すると拡大される。+と−の記号がついたものは想像ができるでしょう。 |
 | 描画したすべての図形を一度に見えるよう画面を調節する |
 | 直前の画面に戻る |
 | 図面の表示をウィンドウに合わせる。ズームを使ったとき、表示の範囲が扁平になってしまうことがあり、それを直すためにこのボタンを使います。 |
 | 2次元の図と3次元の視点と切りかえます。 |
図の下と右にあるスクロールバーは図面の表示中心を移動するためのものです。
これらのコマンドは、作図のコマンドと異なり、画面の変更をする度に選択する必要があります。また作図や編集の途中で画面のコントロールを選択しても、作図コマンドは途切れません。
上記コマンドを使って、画面の表示を思い通り調節できるようにしてください。
テキスト編集コマンドは、図面に文字を書き込むためのコマンドです。
テキスト編集コマンドの使い方
まずメニューからコマンドを選択します。
- [修正]→[テキスト編集]
- すると、ポインタが「I」の形に変わります。これで文字を入力できる状態になったことがわかります。
- 文字を入力したい場所にポインタを合わせ、<左 1>
- 以下のようなダイアログボックスが表示されます。
- "DEFAULT"となっているドロップダウンリストを明朝やゴシックに変えます。数字が大きいほど、大きな文字になります。
- 書き込みたい文字や文章を、テキストボックス内に入力します。
注意!:日本語入力で、変換をしたら、必ず、<Enter>キーで確定をしてください。
- [OK]ボタンを<左 1>でクリックします。
- 名前を書いてみた例です。名前を書いてみましょう。
印刷してみよう。
- [ファイル]→[印刷]でプリントコマンドのダイアログが表示される。

印刷のダイアログ
今描いた図には特に大きさに意味はありません。ここでは印刷する紙の大きさいっぱいに画面に表示されている図を印刷するよう、ダイアログで設定します。
- [フィット]を<左 1>でクリック
表示されている画面が、紙いっぱいに印刷されるよう拡大率が調整される。
- [OK]をクリックする。
しばらくするとプリンタから印刷が出ます。同時に使用している人の数や、図の複雑さなどによって、印刷が出るまで時間がかかることがあります。むやみに繰り返して印刷をしないように。
テキストの図にある[プリンタ名]は例であって、演習室では別の名になっています。
注意!:これ以降、3次元データの編集に入るまで、[フィット]は使わないでください。図本来の正しい大きさ、縮尺で印刷されないからです。
- [ファイル]→[名前を付けて保存]
でファイルの保存フォルダ、ファイル名の指定のダイアログになる

保存先、ファイル名指定のダイアログ
- 自分のホームフォルダに保存するようにフォルダを変更する。
演習室ではデスクトップを一旦表示し、ユーザーフォルダへのショートカットを開くとよい。
- ファイル名を指定する。
次の規則で作成する。studentidは学籍番号に置き換えること。
studentid_arcad0415
拡張子 "MAN"は自動的に付加される
一度保存しているので、閉じてみます。
[ファイル]→[閉じる]
再度開いてみる。
・MicroGDSから開く
- [ファイル]→[開く]

ファイル指定のダイアログ
- 自分のホームフォルダに移動する
一旦デスクトップに移動してから、「ユーザフォルダ」をダブルクリックする。
- 先ほど保存したファイル名を <左 1> で指定して[開く]を <左 1> でファイルが開く
再度閉じます。
MicroGDSを終了します。
・ホームフォルダから直接開く
- デスクトップ上の「ユーザーフォルダ」を <左 2> で開く
自分のホームフォルダが表示される。
- 先ほど保存したファイル名を探す
- ファイルのアイコンにポインタをあわせ <左 2> で、MicroGDSが起動し指定したファイルが開く
WordやExcelと同じようにファイルがアプリケーションに関連付けられている機能を利用した方法です。